アイルトン・セナ 音速の彼方へ [心に残る映画だね]
この映画を見ている間 ずっと涙が止まりませんでした
映画はセナのカート時代から始まり
F1デビュー
モンスターマシンの頃のF1時代の映像は短い
やっぱりアラン・プロストとの争いがこの映画のストーリーとなっていた
彼のハンドリングは異次元のレベル
天才パイロットは常に真っ向から勝負をかけてくる
そんな時にプロフェッサーの異名を持つプロストとの戦いは有名で
この映画はなかなか知られないF1の裏側にも触れていた
それでも彼は果敢にも攻める
そんな時 あの鈴鹿の1コーナーで同じチームのマシンが接触
プロストのチャンピオンを賭けた汚い作戦はあまりにも有名
翌年F1の体制とプロストに抗議をするように
また 同じ場面で今度はセナが仕掛けた
ありえない マシンの接触
でもそれは彼の自尊心を自ら裏切ってしまった
フェラーリに席を置くプロストがセナに勝てなくなった時の暴言でF1から追放された時のプロストの表情がとても印象的でありました
なかなか勝てなかったブラジル戦での気概の勝利
マシンのギアは壊れているのに
6速のみでチェッカーを受ける
とても信じられない離れ業のドライビング
ブラジルに勇気を与えたあの勝利は感動を蘇らせた
時代はハイテク化に移りウイリアムズの一方的な勝利
そんな時 すべてを悟ったプロストはさすがプロフェッサーだった
久しぶりにチャンピオンをマシンの力で獲得したが
F1界の動き察知してあっさり引退
その空席にセナ
そして あのイモラサーキット
レギュレーションの大きな変更でマシンが定まらない
相次ぐ事故を目の当たりにして
不安を募らせる
この映画はとても辛かった
その先の話を知っているからだ
タンブレロコーナーに最高速のままコンクリートバリアに激突するまで
身も凍るような思いで見ていました
ドキュメントの映像はまたあの残酷なシーン
タイヤをもぎ取れたマシンに乗っているセナのヘルメットが少しうなだれる
辛かった とても辛かった
あのシーン 目に焼きついているのに
更によみがえさせられました
まだあの事故に関しては
ウイリアムズと法廷闘争中なので
映画の説明も慎重なものだったが
最高速のマシンがコーナーの手前でフルボトムをしていた
これはノーサスでハンドリングが全く効かない
一瞬の出来事であったが
セナのコントロールはすべてを失ってしまった
彼の様な人はなかなかいないと思います
人のセンスでマシンをコントロール時代も終わりました
天才的でファンタスティックなテクニックと
勝負に対する揺るぎない気持ち
そして誰からも愛される人柄
彼の短い人生はレースで閉ざされた
この映画を見て 彼を更に強く心に焼きつけました
素晴らしいF1チャンピオン
アイルトン・セナ 永遠なれ